【幸せに生きる】自分なりの生き方を探して*北欧フィンランドで暮らす

フィンランド在住、元保育士の雑記です。自分と向き合うのは人生の課題。自分自身に、そしてこれからの未来を生きる子どもたちに伝えたいこと。

オペア終了後の可能性について

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もい!勿忘草です。

季節はすっかり秋。

緑の葉っぱが日に日に黄色く変わり、ひらひらと散る様子がとっても綺麗です。

一日一日様子を変える木々を見るのが楽しくもあり、夏の終わりを感じて寂しくもあります。

 

さて、来月には、ここに来て1年になります。

 

私のビザは来年(2021)の3月末まであるのですが、

オペアは1年の契約で、延長はできない(国によるが、フィンランドは1年のみ)なので、

3月末で日本に帰るか、ほかのビザを申請してここに残るか(ビザを申請するなら、切れる前に申請しなきゃいけない)、

どうしようかな〜と考え始めました。

考えるというか、心の声を聞く、が良いなと思っているんですけどね。

しばらくなんだか焦って頭で考えすぎていたので、会える人や電話できる人に話を聞いてもらいながら、頭の整理をしています。

 

○ワーキングビザを申請する

本当は園で働いてみたかったんだけれど・・・

オペアの契約では、Wワークをすることができない。

もし仕事が見つかれば、オペアビザからワーキングビザに切り替えできると思ったが、

切り替えにはまた3~6ヶ月待たなければならないし、その間働くことはできない。

(移民局に確認するつもりだが、移民局のホームページ上ではそう書かれている。)

そんな状態で、いつから働けるかわからない人を雇ってくれる場所があるのだろうか???ということで、ワーキングビザは今の時点では難しそう。。

(ただ、いろんなところにCVを送っておくことはするつもり)

 

○スチューデントビザを申請する

入学さえできれば、通常2年間のビザが取れるとのこと。

またおそらく、パートタイムで働くことが可能。

ここに残ると決めた場合、ワーキングビザよりも簡単に取得できる可能性は高い。

ただ、授業料や生活費のことを考えると、不安もある。

(もちろん入学する学校による。今1校はすでに申請中で、ほかにもチェックするつもり。)

 

○日本に帰る場合

・そもそもコロナの影響で出入国できるのか?(2020.9.20現在)

 

日本側:日本国籍または永年居住許可があれば入国は可能だが、水際対策措置のため、何らかの症状がある場合は空港で検疫、結果が出るまで待機、また症状がなくても2週間の自主隔離が求められる。

ちなみに自宅まで公共交通機関は使えないとのこと。

外務省 海外安全ホームページ|新型コロナウイルスに係る日本からの渡航者・日本人に対する各国・地域の入国制限措置及び入国・入域後の行動制限

(外務省ホームページより)

 

フィンランド側:日本は、入国制限及び入国後の行動制限をとっている国に入り、14日間の自主隔離が認められていたが、なんと!9月11日にフィンランド政府より9月19日以降の入国規制措置について発表があり、日本からのフィンランド入国は制限されず、入国後14日間、検疫相当の自主待機も求められなくなった!!

II.フィンランド政府による新型コロナウイルス感染対策措置 | 在フィンランド日本国大使館

(在フィンランド日本大使館より)

 

日本・フィンランド計4週間の自宅待機が、日本側での2週間のみになったのは、私にとっては大きい。ここに残るにしても、一度日本には帰りたいので、早く家族や友だちに会える日が来ることを願う。

 

ただ現時点では、フライトはJALフィンエアーが週3日で運行しているが、チケット代は高騰していた。。。

 

・今後どうしたいのか

 ここがメインになるわけだが。

正直まだ"わからない"というのが私の答えだ。;;

 

そもそもここに来る前は、ただ「北欧の理想の保育」をこの目で見たくて、ほぼその思いだけでここに来た。オペアは1年のつもりではあったが、その後のことは、とりあえずやってみてから決めようと思っていた。

 

ここに来るころ、環境問題にも関心をもち始めた。

せっかく環境にやさしい国トップのフィンランド、保育だけでなく環境問題に対する取り組みについても学んで帰るぞという思いが大きくなった。

 

まずは知りたいこと、聞きたいことを聞けるように、保育や環境問題について語り合えるようにと、英語の語学コースを始めた。

近所の人のおかげで、保育園のボランティアも始めた。

 

そして突如始まったこのコロナウイルス・・・

言語コースもボランティアもなくなり、

この状況になってからは、色んな園に見学やボランティアのお願いをしたが、断られてきた。

 

"学び足りない"気持ちがあり、もう少しここに残りたいと思い、8月より、ようやくフィンランド語の勉強を始めた。

(ここではほぼどこでも英語が通じるし、元々は一年だけのつもりだったから、今までは真剣にフィンランド語を学ぼうとはしていなかったのだ。)

 

そんな中、ラッキーなことに、ひょんなことからつい先週より

シュタイナー園でのボランティアが始まった。

とても良い雰囲気の園で、学べることがたくさんあるだろう。

3月まででも充分満足できるだけ学べるかもしれないし、ボランティアとしてでなく、実際にこの手で保育をしたい、働きたいという思いが強くなるかもしれない。

 

と日に日に状況が変わり、フィンランドに残りたい気持ちと、日本に戻りたい気持ちの割合も日に日に揺れ動く。

やってみたいことも知りたいこともたくさんある。

でも言語もボランティアもまだ始まったばかりだ。今後どうしたいかわからなくて当たり前か。

 

だから私は、ここに残るか日本に帰るかどうかは「まだ決めない」ことに決めた。

"あと"半年、ではなく、"まだ"半年ある、と捉え、今できることをしながら、心の声を聞くことにした。

 

約一年フィンランドに住んで、今の思い 

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ボランティアさせてもらっている園での一枚

 ただ自分と会話していて、わかったこともある。やはり私は、保育、教育の在り方について学び、考え続けたい。そして、現場で子どもたちとともに過ごす中で、学んだことや感じたことを子どもたちに還元し続けたい。 

 

私には理想の保育が頭の中にあり、そのやり方をもっと学びたくて、ここに来た。

※私の理想の保育については、この記事参照

himewasurenagusa.hatenablog.com

 理想はある。それをどう形に、アプローチしていくか、

どんな方法で還元していくのか模索したい。

 

憧れの国フィンランドから、現実の国フィンランド

 もうひとつは、

フィンランドがただの憧れの国ではなく、

リアリティある現存する国の1つであると感じられるようになったこと。

 

もしも仕事を辞めてここに住むことをしなければ、

フィンランドへの理想や期待だけが広がって、フィンランドの良い面ばかりが見えていただろう。

そして日本で生きる窮屈さから、日本の色んな制度や文化のしがらみに、

日本が嫌いになっていたかもしれない。

 

だけどここに来て、ただ旅行としてでなく、住んで、現地の人たちと触れ、生活していく中で、制度や文化はもちろん日本と違うけれど、色々な人が住む国の1つであり、理想と現実は違うことを感じた。

良いところもあるし、問題もある。

そして比べる対象ができたことで、今まで気づかなかった日本の良いところも見えるようになった。

(具体的に書き始めると字数が大変なことになるので、また別記事でまとめたい。)

 

フィンランドに来たことで「日本のことが好きになった」というのは

自分でも面白いなと思うが、

日本の中にいるときには気づかなかった違う視点から

日本を見られるようになったというのは、嬉しいことだ。

 

私は今はフィンランドに永住したい、とまでは思っていなくて、

いつか日本に私の学んだことや感じたことを持ち帰りたいと思っている。

今の時点で、フィンランドのどんな良いところを見つけ、日本に持ち帰りたいと思うのか、どんな日本の良いところを残したいのか、また次回の記事で書きたい。

f:id:himewasurenagusa:20200925031753j:image秋の写真もう一枚 フィンランド語コースの学校近くの公園より

 

今日もまとまりのない長い文章になってしまいました。

最後まで読んでくれた方、ありがとうございました!

 

なはだーん!もいもい!-勿忘草