フィンランド式保育・教育で育つ子どもの姿 4選
Moi!
前々回、前回と、「子どもの主体性を大事にした保育・教育」について記事を書いてきました。
(「子どもの主体性ってなんぞや」と思ってくださった方、よければ過去記事をご覧くださいね。↓)
himewasurenagusa.hatenablog.com
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今日は、
フィンランド式保育・教育で育つ子どもの姿 4選
ということで、主体性を大事にした保育・教育でどんな子どもの姿が育つのか
4つに絞ってお伝えしていきます。
- 自分の頭で何が正しいのか考え、選択し、行動できる。
- 自分なりの物事を測るモノサシをもち、自分なりの考えを言える。
- 自分の得意なことや、やりたいことを見つけ、自ら学びに向かう。
- 自分が好き。自分を大事にできる。
1.自分の頭で何が正しいのか考え、選択し、行動できる。
これは私自身も保育士時代からずっと、今の情報化社会を生きる上で必ず必要で、子どもに育ってほしいと願っていることです。
家庭訪問へ行くと、iPhoneやipadが身近にあり、自分でyoutubeを検索している子どもの姿がたくさん見られました。
良くも悪くも、ボタン一つで全世界と繋がれる今の時代、
大人が100%シェルターになることは不可能なので、子ども自身が、自分で情報を選択する力を身に付けられるよう、サポートしていきたいですね。
2.自分なりの物事を測るモノサシをもち、自分なりの考えを言える。
これは、フィンランドの子どもたちからもそうですし、大人からももちろん、折々に感じられ、素晴らしいなと思っていました。
特に今地球上で起こっている様々な社会問題に、答えのわかっていることはほぼありません。だから、「自分が」どうしたいのか考えて行動することはとても重要です。
例えば私は、今特に環境問題に興味がありますが、「グレタさん」たった1人が始めた行動が、世界中を動かす大きな動きになりましたね。
彼女もフィンランドと同じ北欧の国の一つ、スウェーデンの出身です。
北欧には、彼女のように、芯の1本通った自分の意見をもつ人が多いのかもしれません。
私自身、ホストファミリーや友人と話す時、日本とは文化も環境も違うので、意見が違うときが大量にありましたが、みな私の意見を否定せず、さらにコミュニケーションをとり、意見のすり合わせや、理解しようしてくれ、「違うことは違う」と言ってくれる姿が嬉しかったです。
3.自分のとくいなことややりたいことを見つけ、自ら学びに向かう。
「勉強」は本来、「楽しい」「わくわく」するものです。楽しくてわくわくするから、調べてみたくなる、もっとやってみたくなる。フィンランドでは、「学校」や「勉強」が「大好き!」と答える子どもが多いです。そんな楽しい場であるために、フィンランドの学校は、普段は宿題はほぼないし、テストもない。
それでもPISAの学力テストでは常上位・・・フィンランド式の教育法が「学びに向かう力」を育んでいることが結果に出ています。
4 .自分が好き。自分を大事にできる。
自分で自分を大事にすることを「自己肯定感」と言います。
自己肯定感の高い子どもは、周りにいる人のことも好きになり、人に優しくできます。
私がフィンランドで会った子どもたちに共通して感じたことは、
「自分が好きで、人と比べない」
自分に軸があるので、"人が○○できるから"とか"できないから"とか、"人が○○と言うから"という他人軸で自分の好きややりたいことを曲げることはありませんでした。
自分を大事にできる子どもは、人も大事にできます。
自分と見た目や考えが違うことや、少数派だからという理由で、人をバカにしたりはぶいたりするタイプのケンカは全然ありませんでした。私がフィンランド語がカタコトしかわからない、外国人であっても、臆することなく、ジェスチャーや書いたり工夫しながら、コミュニケーションを取ろうとしてくれる姿がとても嬉しかったです。
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もし共感してくれた方がいれば、一緒にフィン式の子育てや教育、実践していきましょう☆
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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