【幸せに生きる】自分なりの生き方を探して*北欧フィンランドで暮らす

フィンランド在住、元保育士の雑記です。自分と向き合うのは人生の課題。自分自身に、そしてこれからの未来を生きる子どもたちに伝えたいこと。

幸せな生き方を探して〜フィンランドに1年住んで感じたこと

もい!勿忘草です。

 

この前の週末は、ホストファミリーのサマーキャビン(kesä mökkiと言います)でのんびり過ごしました。

 

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秋のサマーキャビン(ケサモッキ)にて


実は1ヶ月ほど前にも訪れたのですが、

そのときとはうって変わってすっかり秋の模様に衣替えした森の美しさに、心を奪われました。

 

フィンランド人は、自分の家の他に、島や、湖の近くなど自然いっぱいの場所にサマーキャビン(コテージのような家)を持っている人が多く、夏(〜10月くらいまで)はそこでゆったりと休暇を過ごされる人が多いです。

いわゆる、"避暑地の別荘"みたいなものですね。

 

これが当たり前の夏の過ごし方だなんて、

なんて羨ましい!!

の言葉しか出てきません(^^;)笑

 

そんなサマーキャビンについてもそのうち書きたいのですが、今回は、前回の記事『オペア後の可能性について』でも触れた、

どんなフィンランドの良いところを見つけて、日本に持ち帰りたいと思っているのかについて、書きました。

保育とか、生き方とか、私の今後の野望とか・・・そんな記事です。

よかったら読んでやってください。

 

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同じくサマーキャビンにて。野生のリンゴンベリー(puolukka) をたくさん見つけました^^

幸せな生き方を探して〜フィンランドに1年住んで感じたこと

 

フィンランドに1年住んでみて、感じたこと

 

フィンランドに来て、日本の暮らしや文化と比べ、良くも悪くも違うところをたくさん見つけたけれど、一番フィンランドええなぁ!!って思うのは、

時間に余裕のあるライフ・ワークスタイルだ

今のフィンランドの首相は、「一日6時間」のワークスタイルを提唱しているし、

そうでなくても、日本人から見たらゆったりした時間の流れに驚くと思う。

 

仕事以外の時間も充分にある分、家族や友達と過ごしたり、自分の趣味をしたり、学び続けたりと、自分で自分を楽しませることが上手な人が多い。

 

そうして、にも余裕のある人が多いように感じる。

ここで私のいう"心に余裕がある"とは、

例えばイライラすることが少なかったり、

人のことを考えたり、人のために動いたりする力が余分にあるということ

 

ーーー

 

少し話しが逸れるが。

私は、ブログで保育や環境問題について発信を始めるときに、

"発信することで誰かを追い詰めないだろうか"という不安があった。

 

それは、日本で働いていたときの私がそうであったからなのだが、

人権問題などについて知るたびに、

"知ってなにもしないのはいやだ、何かしたい、、、!"と思うのに、

具体的に行動していない自分がいて、苦しかったからだ。

 

今から思えば、それは十分に時間にも心にも余裕がなかったからで、

色んな社会問題よりも、

明日の保育が、1週間後までに仕上げなきゃならない書類が、1ヶ月後の行事が、、と

毎日を生きることで精一杯だったんだ。

 

けれど当時は、自分自身がいっぱいいっぱいの状態で生きていることには気づかず(それが当たり前だと思っていた)、

"ほかの人はできている。”、”人の役に立ちたい”、”もっと頑張らなきゃ”、とどんどん自分を追い詰める方に考えていた。

 

でもここでゆったり過ごしてようやく気づいた。

 

他人のことやなにか大きな問題について考えるとき、まず大切なのは、自分を大事にして、エネルギーいっぱいの状態にしておくことだ

自分が生きることで精一杯のときに、どうやってほかのことを考えられるだろう。

無理に決まっている。

 

自分の時間をしっかり作って、自分のに余裕をもって、

自分を大事にしあわせに楽しく生きることが、

のことを考えて生きることにもつながる。

 

 

そう、まずは、自分なんだ。

人をしあわせにしたいって思うなら、まずは自分をしあわせにしなきゃ!!

 

 

自分で自分を幸せにできる人があふれる世界を願って

 

フィンランドのライフ、ワークスタイルは日本よりゆったりしている、という話に戻る。

 

時間に余裕がある=心にも余裕がある、なんてそんな単純なものじゃないけれど、

時間の余裕と心の余裕に関係があるのも事実じゃないか? 

 

今の日本社会の中で、自分の心に余裕をもって、しあわせに毎日を

生きている人はどれくらいいるのだろう・・・?

 

 

『子どもたちの主体性を大事にした保育』を大事にしたい思い、

そのための環境構成や保育者の関わりにかける思いは変わらない。

 

himewasurenagusa.hatenablog.com

 

でも、子どもたちにのびのびと育ってほしいからには、まず、その周りにいる大人たちが、のびのび楽しく幸せに生きていることが重要だ。

 

理想の保育を提供するためには、保育の質を高めることはもちろんだけど、その土台となる保育現場、教育現場で働く保育者たちが健康で幸せでなきゃいけない。

そして保護者の子育て環境、職場環境が働いている人にとって心地よいものであること、つまりみんなが自分を大事に、楽しく、しあわせに過ごせる(またはそんな生き方を考える場がある)とき、

はじめて、何かをより良くしようって考える力が出てくると思う。

 

ーーー

 

私の専門は保育(幼児教育)だし、これからもそれにかかわっていたい(学び続けたい)ことに変わりはないが、

新たに環境問題についても学びたいと思っていることを何度か書いてきた。

 

だけど環境問題について知るほど、

"一生懸命保育したって、子どもたちの未来に人の住める地球がないんじゃ意味ないやん!!"

って焦る気持ちが多くなっていった。

(本当にちょっと調べてみればすぐわかるほど、それほど地球はやばい状態なのです。)

 

でも、最近ようやくしっくりした。

 

ぜーんぶ繋がっているんだ、って。

 


 

環境問題も、人権問題も、男女差別も外国人差別同和問題もいろんな社会問題ぜーんぶ。

 

例えばもし環境問題について発信して、興味をもってくれる人がいたとしても、

受け取る側のに余裕がなきゃ響かない。

(というかむしろ、自分が生きることに精いっぱいな人は、まずは自分のことを考えて欲しい。)

 

もちろん心に余裕のある人はどんどん行動してほしい。

 

でも長い目で見たら、

 自分を大切に、楽しく、しあわせに生きることのできるに余裕のある人を増やすには、、

そしてさらに、情報を選択し、自分の意見に沿って行動することの大切さや、自分と対話することの大切さ、社会問題に興味をもつきっかけを与えたりするには、

それはやっぱり幼児教育/教育が鍵だと思うんだ。

 

ーーー

 

ようやくまとめ 

どんなフィンランドの良いところを見つけて、日本に持ち帰りたいと思っているのか。

 

その答え(今の時点)では、

 

自分を大切に、楽しく、しあわせに生きることがとっっっっても大事だってこと!

(シンプル!笑)

でもまずはやっぱり、これなんだ。

もっと伝えたいことはあるけれど、まずはそれからだ。

 

私の大切な人たちに、日々頑張って生きている人たちに。

そして毎日を頑張って頑張って頑張って生きて心が折れそうになっている人がいたら、寄り添いたい。

 

自分を楽しませ、しあわせにする方法はもちろん人それぞれだけれど、そのためのヒントはたくさん教えてもらった。(例えばコミュニケーションの仕方や、時間の使い方、フィンランドならではの趣味などなど)

 

言葉ではたった数文字だけど、本当の意味で伝えるためには、言葉だけじゃダメだ。

やっぱり現場で、一緒に笑って泣いて怒って子どもたちと過ごし、保護者さんたちに寄り添っていく中で、態度で示していきたい。

 

そのために私の人間力をもっともっと高めたいし、目に見えるスキルや資格も増やしたい。

 

オペア後の可能性について②~これから私がやりたいこと

 

そこまで考えた(というか気持ちを整理した)ときに、

これから私がやりたいことがすこーしずつ見えてきた。

 本当はもうだいぶ前から心の中にあったんだと思う。カタチ(言葉)にできなかっただけで。

 

このフィンランドで過ごして感じた、ゆったりした生活、雰囲気を大切にした幼児教育/教育の場を日本に作りたい。

 

もちろん、今の日本の教育制度が好きな人だっているし、

今の生き方でしあわせに暮らしてる人だっているのはわかっているし、

日本の教育を否定したいのではない。

 

でも、日本の教育の受け方に選択肢が少ないのは事実。

 

私のように、教室に息苦しさを感じていた(る)人だっているはず。

 

そんな人たちに、選択肢の1つとして、一斉教育や集団教育じゃなくて、子どもの主体性を大事にした教育を受けられる場所があっても良いんじゃないか、と思う。

(今の教育現場に、主体性を大事にした教育がないって言いたいんじゃない。先生たちは、本当に忙しい中、子どもたちのために一生懸命働いておられると思う。そうじゃなくて、法律(1人の先生が見る子どもの数)だとか、学校や教室そのものの環境や、”学校は(教室は)こうあるべき”っていうルールなどの、なかなか先生たちの力で変えられない部分に疑問がある。土台が何も変わらないまま、授業内容だけを変えろというのは無理があると思う。)

 

そしてもう一つ。

保育、教育の場は全ての人に平等に開かれるべきだということ。

私のように、教室に息苦しさを感じていた(る)人に。

社会的に弱い立場にある人に。(例えば、外国人や、しょうがいのある方など)

心の充電が必要な人に。

 

一斉教育ではなくて、一人一人のニーズに合った学びができる場、

心の交流の場のようなものをつくりたいというのが私の新しい夢。

 

 

どんなカタチで叶えていくのかは、、まだなーんにも想像できていないけれど・・・

 ^^:

でも、もし私の考えに共感してくれる人がいたら、

いっしょに新しいことを始めませんか!!

私の考えの部分、ちゃんとまとめて、もう少し形になったら、いつかまた正式に募集かけたいと思いますが、今の段階からでも一緒に考えてくれる人がいたら嬉しすぎる。

 子どもたちにこんなこと伝えたい!!って熱い思いをもっている方がいれば、いっしょにどんなカタチで伝えられるか考えませんか!!

 

とりあえず、子どもの主体性を大事にした保育・教育をのびのびと(私たち保育者・教育者が!)できる場を作りたいと思っているやつがいるってこと、知ってもらえたら、そしてもしシェアしてもらえたら、私はとっっっても喜びます。

 

読んでくれてありがとうございました。

 

ーーー

 

最後なぞの募集をかけてしまってごめんなさい。

(急に大きく出てしまった;;;)

 

最後まで読んでくださって本当にありがとうございます。

 

カテゴリー分けと、いつも出だしにどんな記事かっていうのを書いている(つもり)なので、興味のあるカテゴリーだけでもまた読みに来てくださるととっても嬉しいです!

 もう少し簡潔に書けるようにがんばります(^_^;)

 

どんどん寒くなってきていると思うけれど、みなさん体には気を付けてくださいね。

日常の中に、1つでも2つでも幸せを感じる瞬間がありますよう、願っています^^

 

Kiitos ! Nähdään! (きーとす!なはだーん!Thank you ! See you )

ー勿忘草