環境にやさしい暮らしを目指して~フィンランドと日本を比べて~【オペア体験日記14】
もいっか!(Hi!)
フィンランド・トゥルクでオペアとして在住中の元保育士、勿忘草です*^^*
少し例年より早いようですが、春の風がフィンランドにも吹いてきました。
緑の芽や暖かい風、鳥の声など
小さな春の訪れを感じると
心がウキウキしてきます♪
しかしコロナウイルスの影響で、
思うように出かけられないまま
2週間が過ぎ、ホストキッズとずっと
家の中と散歩だけで過ごすには飽きてきました…。
ほかのお子さんのいる家庭もそうでしょうね。
家の中でのあそびのレパートリーを増やしたいです。
さて前回は、そんな色んなことが制限されている今だからこそ、
「私たちが思う"当たり前"の生活って本当に当たり前にあるのだろうか?」
「いやそうではない!」
ということを、地球温暖化をテーマに書きました。
himewasurenagusa.hatenablog.com
そんなことで、地球温暖化は今
とても進行していて、
何も知らなければ、何もしなければ、
何やらわからないうちに今住んでいるところに住み続けられなくなる未来が
生きているうちに来るかもしれません。
今や、"意識の高い人だけが気にかけている問題"ではなく、
多くの国では"当たり前に"
どうにかしなきゃならない‼︎
と多くの人が気にかけている問題の一つです。
私がこのことについて正しく知り始めたのは恥ずかしくもつい最近とはいえ、
今回は「なぜ"私が今"環境問題について興味をもち、発信しようと思ったか」
を書きました。
そして「"環境への配慮"という視点から見たフィンランドと日本の違い」、
「今私に何ができるか考えたこと」をまとめました。
気になるところだけでも読んでみてください^^
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環境にやさしい暮らしを目指して~フィンランドと日本を比べて~
2、"環境への配慮"の視点から気づいたこと(フィンランドと日本の違い)
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1.なぜ今環境問題についての記事を書こうと思ったか。
私が環境問題について知り始めたとき、
ちょうどフィンランドに来ることを決め、準備を進めているときだった。
友達の1人、あやこさん(←クリックでInstagramへ!保育士を辞めてアフリカに渡られ、そこで環境問題について知り、今は日本で環境保護に取り組んでおられます。)がSNSで発信し始めたのを見たのがきっかけだった。
フィンランドに来た目的は、
「保育・福祉を学びたい」ということ。
だけど環境問題について知ったからには、
何もしないわけにはいかなかった。
だって、どんなに保育を学んでも、
それを伝える子どもの未来がないんじゃ
元も子もない。
でも私は、2つも3つも
違うことを同時に勉強できるほど器用じゃないし…。
フィンランドに来ている場合じゃなかったんじゃ。
私回り道してるんじゃ。
せっかく決めたフィンランド行きさえも
間違った選択をしてしまったのではないかと迷い始めた。
それでもやっぱり、私は、保育士だから、
保育について学び、のちに保育の中で
地球を大事にする気持ちを子どもたちに伝えていきたいと思った。
そのままの言葉じゃないけれど、
太陽の下で思いっきり走り回って遊ぶことや、
草や砂、雪の上に寝っ転がって空を見上げることが
どんなに気持ち良いか
子どもたちが感じられるようなあそびを提供して、
そんな自然や地球を大切にする気持ちを子どもたちに伝えていきたいと思った。
だからやっぱりフィンランドへ行こう、学ぼうと思い直して、ここへ来た。
…しかしここへ来て、それだけじゃだめだと気づいた。
子どもに何かを伝えたいなら"今自分が"行動しなきゃいけない!と。
だってこうしている間にも温暖化は進んでいて、"今"行動が必要なのに、
今私が何もしなければ、再び子どもたちの前に立ったときに私は子どもたちに何を伝えられるというのか!
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私のホストファミリーは、話すことが好きで、
私の知らなかったことをたくさん教えてくれる。
生活スタイルや政治、食べ物、、
色々なトピックについて話してきた。
その中で環境問題についての話をしようと
私はつたない英語で一生懸命知ったことを伝えようとしたけれど、
すでにホストファミリーは当たり前に知っていることだった。
むしろ、私が知らせようとしたことが恥ずかしくなったくらい。
前回の記事で載せた、
BBCの『地球を守るには残り18ヶ月』のニュース(*2019.7に報道されたものなので、今だと残り10ヶ月の間に地球の気候上昇を1.5度以内に抑えないと、温暖化の歯止めが効かなくなるというもの)も、
ここでは知らない人なんてほとんどいないってくらい当たり前に知られていた。
衝撃だった。
(いつも情報収集させてもらっている、谷口たかひささんの翻訳。
よければ谷口さんのSNSものぞいてみてください^^)
日本はなんで私を含め、そんなに知らない人が多いのか?!
(私があんまりに無知だったから、周りにはちゃんと知っている人がいたのに気づいていなかっただけかもしれないけれど;;)
フィンランド(やその他ヨーロッパ)で環境問題について普通に話されているのは、
もちろん個人の意識の違いって言えばそれまでだけど、
報道の仕方が日本と違うことも理由の1つじゃないかと思う。
日本では、国内のニュースがほとんどで、
海外のことってあまり報道されない。
ここでは、まずは世界の社会ニュースが先、
そして国内の重要ニュース(政治関係など)が報道される。
環境問題のニュースなんて、毎日のように流れているとホストファミリーは言っていた。
自然と目にする回数が多いから、興味をもつ人やさらに調べてみる人、
そして会話に出てくる回数も多いのではないかと思う。
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そこで思った。
報道の仕方を変えるなんて急には難しいけれど、
何か他の方法で、日本でも地球や世界の社会問題について自然に目にする回数が増えないかな。
もちろんこれからもあやこさんやその他素晴らしい情報をシェアさせていただくけれど、
やっぱり自分の言葉でも発信していきたい!と思った。
「発信する」
これは私にもできることの1つじゃないか!?と。
このブログを読んでくれている人は
どうして突然、環境問題について語り出した?と
不思議に思ったかもしれない。
本当は私の中には、まだ十分に学べていない、自分の知識や文章に自信がついてから・・・
って発信することにネガティブな自分がいる。
公開ボタンを押すのはいつも以上に勇気がいる。(チキンなので。)
でも、地球のことを考える人がもっと増えないとやばい!ってことはわかったから、
やれることはやろうと思う。
これからも環境問題について学びながら、自分のわかる範囲だけでも、
情報発信して、共有できる人を増やしたい。
こんな文章に付き合ってくれている方、本当にありがとうございます。
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ただ私は、まだどんな形になるかはわからないけれど、
これからの将来やっぱり
大好きな子どもたちと関わることをしたい。
そして地球や環境のことはもちろん、
世界にはこんなにもたくさんおもしろいものや素敵なものがあるってことを伝えたい。
そして自分の未来を"自分で考えて生きる力"のある子どもを育てたい。
「これからの将来」
人それぞれ力を発揮している分野も立場も違うけれど、
人それぞれ好きなことやこれからやってみたいこと、行ってみたい場所がそれぞれあるだろうけれど、どんな分野・立場にいる人にとっても
どんな思いをもっている人にとっても
今を生きる全ての人に関わる環境問題。
(地球に住めなくなったら、何もかも意味なくなっちゃう!)
だから私はこれからも環境問題について学び続ける。
私が間違えたことを言っていたり、私の知らない情報を知っていたりしたら
いつでも教えてください。
2、環境問題への取り組みで気づいたこと(フィンランドと日本の違い)
⦅①プラスチックの使われている量が違う!⦆
・クッキーやキャンディーなどのお菓子は、小包装がなく袋や箱にそのまま入っているものが多い。
面白いと思ったのは、紙の箱にギッチリそのまま詰まったタイプのアイスクリーム!
切って食べていく。
・スーパーの買い物でマイバックは当たり前!
(ビニール袋も買えるけれど、みんな大抵マイバックを持ってきている。)
・サランラップをあまり使わない。
残り物は蓋付きの容器に入れ替えて保存する。
(IKEAでお安く大量購入可能!笑)
⦅②ものを大事に使う!⦆
・使い捨てのものをあまり使わない。
(さっきのサランラップもそう、ほかに紙マスク、カイロはほぼ使わない。おしり拭き、ティッシュを使う量もずっと少ない。)
小エピソードを1つ。
北欧の冬は、日本より寒い。ここ来たころ、
「日本にはカイロっていう便利なものあるんだよ!知らない?」
って自慢げに聞いた。回答は、
「知ってるけど、繰り返し使えないじゃない。」
はっとした。
確かに、売っているのはほとんど使い捨てカイロ。でも便利だからって、普通に何も感じずたくさん使っていたなぁ、、と反省した。
・フリーマーケット(古着/セカンドハンズショップ)は結構当たり前!
うちのホストキッズの子どもの服は、ほとんど貰い物かセカンドハンズで安く購入したもの。
また小さくなって着られなくなった服は、
お友達や近所の人にあげていた。
大人用のショップもたくさん!ネット上にもたくさん!
私もショップで冬用コートやグローブ、冬用ブーツを安く購入。
まだまだ使える綺麗なものが多いし、種類も豊富。定価で買うよりずっと安いし、今のところ言うことなし!
⦅③ゴミの分別・リサイクルでの違い⦆
・生ゴミはバイオで自然に還る。
(バイオ専用の袋がある。ちょっと薄いけれど、見た目はプラスチックのスーパーの袋みたい。バイオプラスチックと言うそう。)
・お酒の缶と瓶は、ほとんどのスーパーで回収、回収した分がお金になって返ってくる。(大きい缶一缶で50セント!)
(専用の機械に入れると自動的に種類を特定し、お金を計算して出してくれる。)
*ちなみにゴミ回収の仕方が日本と少し違って面白い。
こんな風に、ゴミステーションの大きいゴミ箱ごとゴミ収集車に設置すると、あとは自動的にごみを回収してくれる。
日本のようにゴミ袋を1つずつ放り込む手間が省けて、いいなぁと思った。
(今なら、ゴミ収集業者さんの身もウイルスから守られるな。)
ちなみにゴミステーションには、燃えるゴミ、プラスチック、カーボン紙(厚紙や牛乳パック)、(普通の)紙、缶・アルミ、ビンと分別して大きなゴミ箱があり、ゴミの出す日は決まっていなくていつでもそこに出せば良い。
3.私に何ができるか考えたこと。
・情報収集!知ろうとするアンテナを張る。
・知ったことを発信、共有していく。
・買う時、できるだけプラスチックの過剰包装のものを選ばない。
・マイバック、マイボトルを使う。
・ポイ捨てをしない。
・子どもと散歩しながらできる範囲でゴミ拾い。
・流行ではなく、良いものを選び長く使う。
・必要ないものは買わない。
最後に、前回も紹介させてもらった
私の情報源、あやこさんが立ち上げられたあちゃはぴ(環境保護団体)のホームページです。
インスタグラムやフェイスブックに、私よりずっとわかりやすい文章と素敵な写真で環境問題や個人にできることについて発信しておられます。
またあちゃはぴのホームページでは、お話会やごみ拾いなどの活動内容がチェックでき、参加も可能です。
もし「何かしたい!」って気持ちになってくださった方がいれば是非覗いてみてください!!
読んでくださってありがとうございました。
もいもい!
その他環境関係の記事はこちらから
himewasurenagusa.hatenablog.com
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