【幸せに生きる】自分なりの生き方を探して*北欧フィンランドで暮らす

フィンランド在住、元保育士の雑記です。自分と向き合うのは人生の課題。自分自身に、そしてこれからの未来を生きる子どもたちに伝えたいこと。

地球が火事?!私たちの思う"当たり前"の環境ってほんとに当たり前?【オペア体験日記13】

もい!フィンランド・トゥルクでオペア生活中の元保育士、勿忘草です♪

 

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お散歩コースから撮った川沿いの写真

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フィンランドに来て、早くも5ヶ月が経ちました。

ここに来て初めは、見るもの聞くもの全てが真新しく、日本と違うことがたくさんで、

街並みや北欧スタイルのインテリア、食べ物、家事の仕方、ライフスタイル(それこそ1日に何回歯磨きするかなんて日々の習慣ひとつとっても)

驚きの連続でした。

(もちろん日本でも、各家庭によって、細かい生活の仕方は様々ですから、国が違えばもっと違うのはあたりまえですね。)

 

でもずいぶんとここでの生活が"当たり前"と言えるようになってきたかなと思っていたその矢先・・・

 

コロナウイルス、WHOが「パンデミック」を発表するほど

世界各国に広まってきていますね・・・。

みなさん元気に過ごされていますか。予防は十分でしょうか・・・。

 

ここフィンランドでも、イタリアやフランス、スペインを初めとするヨーロッパのコロナウイルス拡大に伴い、先週木曜日に、学校の休校、500人以上規模のイベントの中止(〜5月末まで)、リモートワークの推奨が首相より発表されました。

 

自分も周りの大事な人たちも守るため、しっかり予防に努めます。

 

予防といえば、ここでは、マスクをする人はいません。今まで1人も見たことがありません。

もしマスクをしている人がいたら、とっても不審者に見えるでしょう。

フィンランドでもスーパーの品を買い占める人が出てきましたが、きっとマスクの買い占めは起きない(そもそも売っているのかも謎)ですね…。

 

とにかく、一日も早く収束することを願っています。

 

 

さて話は逸れましたが、先ほど、(今はコロナのため特殊ですが)

フィンランドでの生活が"当たり前"になってきたと書きました。

先日、雨が一日中降り続く日があったのですが、

その次の日、散歩をしていると

当たり前"ではない"光景がありました。

川の増水、道への浸水です。

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トゥルクを流れる川の増水・浸水。少しではあるが、この街にとっては異常なこと。

 

日本では、結構頻繁に起こっていますね、、、。

先日も3月11日、東日本大震災のことについてのたくさんのニュースや、

発信された言葉を読んで、

「絶対に忘れてはいけない」と改めて思いました。

 

ここでは、ホストファミリーが言うには、

川の水があふれたことは、生まれてから一度も

見たことも聞いたこともないとのことでした。

 

トゥルクの街の中心には、大きな川が通っていてとてもきれいです。

来てすぐのころ驚いたのは、川の横には、堤防はおろか、なにも柵がないこと!

その時にも

「川の水が溢れないの?」

と聞いたのですが、

この川は、海に繋がっているとのことで、

大概雨が降っても、 海へ流れ出るから大丈夫、との返事でした。

また川の上流には小さいダムもあり、そこでも水の調整をしています。

 

私は、ヨーロッパは地震も浸水もないなんて、なんて安全な場所なんだ!と思いました。

きっとフィンランドの人たちだって長い間そう思って安心して暮らしていたでしょう。

 

それが突然、増水し、少しとはいえ道にまで浸水するなんて、

誰も思ってもいなかったのでしょう。

道行く人はみんな、驚いた様子で川を眺めていました。

 

 しかしそんな、"当たり前ではない"、

"誰も思いもよらなかった"ことが、今や世界中で起こっています。 

 

地球温暖化

 

この言葉は誰もが聞いたことがあると思います。

でも、今これが本当に地球にとって

大変なことになっているということは、

日本ではほとんど報道されていないように思います。

 

2019年7月24日、BBC英国放送協会)をはじめ世界のメディアから「気候危機を人類が生存可能なレベルにおさえられるかはこの18ヵ月にかかっている」と発表されました。

 

私はこれを知った時、

「えー!?ほんと?!もしほんとなら、

なんで今まで知らなかったのだろう!」

と慌てて検索しました。

しかし・・・

日本語では全然そのニュースそのものが出てこなかったのです。

なぜこんな大きなことを報道してないのか?(いや私が見つけられなかっただけ?それにしてもそんなに検索しなければならないような小さい内容ではないはず・・・英語ならすぐに出てくるのに・・・)

 

しかし!環境活動家として活動されている、谷口たかひささんが

BBCニュース(オリジナル)の日本語訳を書いてくださっていたので、読んでみてください。

(谷口さんの文章は、いつも楽しく読みやすくわかりやすいのですが、このページは、ニュースの直訳なので、少しかたい文章です。やさしい文章で読みたい方はさらに下へ!)

 

hontounikachinoarumonowa.com

 

もうひとつ、

どういうことや?!というのを、簡潔にわかりやすくまとめてくれた文章があるので、引用させてもらいます。

 

発信してくれたのは、私の友だちの一人、あやこさん。(←クリックでインスタグラムのページへ飛べます。)

12年間勤められた保育士を辞め、ボランティア活動をしにアフリカへ渡られました。そこで環境問題について知り、「これが私のするべきことだ!!」と、日本に戻って環境保護団体「あちゃはぴ」を立ち上げられました。今は環境問題について勉強し、広めながら、自分たちのできることを考えて行動に移されています。

 

 

.
🌏今年の7月 .
.
「地球を守れるか人類が滅亡するかはこの18ヶ月にかかっている」.
.
と発表された。

今まで奇跡的に安定していた気温が1850年以降1.1℃上昇した。
.
.
「え?たった?😳」.
.
.
と思うけどこれが大事態らしい。

これが2℃を超えるともう気温上昇を抑えることが出来なくなる。 .
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.
「え!なんで?😨」.
.
.
乾燥と気温上昇で自然発火の森林火災が起きる
→CO2が排出される。

森林がなくなる
→CO2を吸ってくれなくなる

北極圏の氷が溶ける
→氷に含まれているメタンガスが排出される
(メタンガスはCO2の10倍以上の悪影響)
.
.
.
こんな感じで2℃上昇しちゃうと…

CO2は出るわ、
メタンガスは出るわ、
CO2を吸ってくれるものはないわで

今までと比べ物にならんぐらいのスピードで温度が上がっていく。

更にこのまま行くとあと80年以内に7℃あがる。 .
.
.
「7℃?😱」 .
.
.
そうなると極寒の地域を除いて人が住めなくなる。
→最悪の事態が土地をめぐって戦争が起きる….
.
. 「80年以内って子どもらの世代やん…🤯」 .
.
.
もう人類が住めなくなる初期段階にいるんちゃうかなって思う…
.
.
.
てことであと15ヶ月以内に気温上昇をできる限りおさえられるように行動しないとどえらいことになるんです。。。
.
.
.
アカン!
アカンやん!
だから焦ってんの!
あと15ヶ月やねん!
一刻も早くCO2削減のために動かねば!

手遅れになってから焦ったんでは遅い。

今。
今や。
今すぐ行動せなアカンねーーーん! .
.
.
.
「私たちは気候危機を阻止できる最後の世代」.
.
.
.

台風も気候変動の影響です。
史上最強クラスってどんどん更新されてくばかり。
これからもっともっと大きな台風が…
そして頻度も増えていく…

今週末の被害がまた心配です…。 .
.
.
1人の100歩より
みんなの1歩。.
.

 

これは、あやこさんが昨年10月10日にインスタグラムであげられた文章をそのまま載せさせてもらいました。

私はこれがきっかけで、"今地球が大変なんだ"ということを知りました。

 

去年の7月から、残り18ヶ月といわれているので、地球の気候上昇を1,5℃以下に抑えるための時間は、今はもう残り10ヶ月しかありません。

 

そして、先日のオーストラリアでの森林火災。北極圏での氷が溶け、赤く染まる。各国での異常気象、自然災害…。

 

そう、あやこさんが書かれていたことが、

もう現実になっているのです。

 

そしてすでに地球の温度は1度上昇。

 

 

…本当に恥ずかしいことに、

私はそれまで、地球がこんなにも大変なことになっているなんて、

全く知りませんでした。

 

あやこさんに出会ったり、フィンランドに来てからホストファミリーと色々な話をしたりする中で、

自分が今まで、知らないでいたことがどれだけたくさんあるかに気づき、

"知らないってこわい"、

"もっと知りたい"と思うようになりました。

 

そして少しずつ知って思ったことは、

これは知識や文章に自信がないとかでなくて、

今、発信しなければ!

1人でも多くに伝えなければ!

自分の言葉で!"今"の思いを!

ということでした。

 

なので、上記にも谷口さんの翻訳、

あやこさんの言葉をお借りしましたが、

自分の言葉でも知ったこと・思ったことをまとめました。

(今回の記事も長くてごめんなさい;;もうすぐ終わりです!)

 

 

【環境問題について特に驚いたことベストスリー】〜訪れたことのある先進国と比べて〜

 

私たちは地球を救える最後の世代‼️

気候上昇をあと10ヶ月以内に1.5度以下に抑えないと、歯止めが効かなくなる。

抑えられなかった場合、今後人が住めるエリアは、北極圏に近い少しの場所に限られ、場所を取り合い戦争が起きるだろう。

恐ろしいことは、それがずっと先の未来ではなく、ほんの私たちの子ども・孫世代の近い未来に起こるだろうということ。

 

②人間が食べるため、家畜(牛や豚、鷄)を育てたり出荷したりする工程に多くのCO2が出ている。

→環境のため、ベジタリアンを選ぶ人が世界中で増えている。

(ちなみに私は時々肉は食べるけれど、ベジタリアン6ヶ月目です。) 

 

プラスチックは環境にも人にも影響を及ぼしている!

プラスチックは石油由来のものであり、天然素材の物のようにすぐに自然に還らない

太陽の光で劣化しマイクロプラスチックとなり、それを魚が食べ、その魚を食べる私たちの体にも返ってくる
更に劣化していく上でメタンガスを発生させる。
メタンガスは二酸化炭素の約25倍もの温室効果ガスである。

 

 

ここフィンランドでも、ヨーロッパ各国でも、1ヶ月旅したアメリカでも、

プラスチックが使われている量は日本と比べてずっと少ないです。

 

みんな買い物に行く時は

エコバックを持って行くのが当たり前だし、

果物や野菜の多くは

袋に入れず、むき出しで山積みにされています。

たしかに皮をむいて食べるものなら問題ないですよね。

 

 

そんな、私がここで生活してみて

環境目線で気づいた小さなことや、

そこから私になにができるのか?

考えたことを次の記事で書きたいと思います!

またぜひ読みに来てください。

 

 

最後に、私が環境問題について興味をもつきっかけとなった、あやこさんが立ち上げられた

環境保護団体「あちゃはぴ」を紹介します!

色々な取り組みについて書かれています。

活動に参加することもできます。

peraichi.com

 

 

 

いつも読みに来てくださる方、本当に励みになります!

反対意見や助言、アドバイスもお待ちしています!

今回も読んでくださってありがとうございました。

 

もいもい!

 

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