【幸せに生きる】自分なりの生き方を探して*北欧フィンランドで暮らす

フィンランド在住、元保育士の雑記です。自分と向き合うのは人生の課題。自分自身に、そしてこれからの未来を生きる子どもたちに伝えたいこと。

【2021.1】コロナ対策@フィンランド~世界最年少首相の取り組み~

Moi!勿忘草です。

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今回は、多くの人が今まさに渦中にいる、コロナウイルスに関して、

フィンランドの対策と様子をお伝えします。

 

 

コロナ対策@フィンランド~世界最年少首相の取り組み~

 

さて、コロナ対策を述べる前に、少しフィンランドの政治について解説をしましょう!

 

 

フィンランドの現首相は、Sanna Marin(サンナ マリン)首相と言います。

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Photo:Sanna Marin web page

 

彼女は、34歳という、世界最年少の首相として、2019年12月にフィンランドの首相に就任しました。

ちなみに彼女が率いる、5つの連立与党の各党主は全て女性で、うち4人はみんな30代、19閣僚中12人は女性が務めています。

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写真は「INDEPENDENT」のニュースで、@alexstubbさんが挙げていたもの、わかりやすかったのでお借りしました‼︎

 

これだけ若い人や、女性がたくさんいる政治グループは、世界的に珍しいですよね。

彼女は、男女差別やジェンダーレス、みんなが平等である社会の実現を望んでいます。

その思いがあらわれていますね。

 

彼女は、幼いころに両親が離婚し、母親とそのパートナーの女性に育てられたそうです。貧しい家庭でありながら、きょうだいの中で唯一大学に進学し、27歳の時には市議会議員に選ばれ、政治に関わり始められました。

また彼女自身、2018年に出産したお子さんの母親として、コロナ下での育児と仕事の両立に励まれています。

 

そんな彼女の生い立ちが、政策にもあらわれているなと感じます。

 

就任早々コロナが世界中に広まり、その責任を負ってリーダーシップをとるのはさぞプレッシャーだったのではないかと思いますが、彼女の、冷静で的確なリーダーシップには、国内外から賞賛の声が集まっているとのことです。

ちなみに、数カ月前のBBCニュースでは、フィンランドはヨーロッパ内でコロナウイルスによる死者が1番少ない国だ、と報道されていました。

 

 

  • サンナ マリン首相の掲げるものとは

彼女の政策の大きな柱は、

「平等な社会」、そして環境保護、気候問題に取り組むこと」です。

 

The values that are important to me are equality, freedom and global solidarity. These are also the founding values of social democracy.Environmental issues and ecological sustainability are also very important to me.

-Sanna Maria webページより

” 私は、平等、自由、そして国際協力に価値を置いています。これらは、社会民主主義の基本でもあります。環境問題と持続可能な環境に優しい取り組みについても私にとって重要な課題です。”(勿忘草訳)

 

 

彼女が重要視していることは、私も重要に考えていることで、

フィンランドが素晴らしいなと思うのは、この考えをもった首相を選んだのは、ほかでもない国民だということ。フィンランド含む北欧各国の選挙での投票率は高く、実際2019年4月のフィンランド国会議員選出選挙では、7割を超える投票率だった。)

国民の多くがこれらの社会問題に関心があるということであり、

国民が自分たちの1票の大切さを理解しているということだからです。

 

と、偉そうに話している私は、数年前まで政治に興味がなく、よくわかっていないままに投票していました。まだよくわかっていないところはありますが、選挙が、私たちの1票が、今の日本を作っている‼︎未来をよくしたいなら、選挙が大事‼︎っていうことは理解しました。(ようやく。)

これからも勉強していきながら、その過程の等身大の私を、ここで表現していきたいと思っています。

ただし書くからには、間違ったこと発信しないよう、そして事実と私見をごっちゃにしないようには、十分気を付けるつもりなので、また読みに来てくださいね。

 

※彼女の目的に向かっての具体的な取り組みは、今色々な情報を読んで勉強中なので、また今度挙げさせてください。

 

 

・日本⇔フィンランドの入出国状況まとめ【2021.1.19現在】

 

何度か入出国の状況については書いていましたが、

12月から、フィンランドでも感染者が増えたこと、

日本では12月26日に新たな水際対策措置がなされたこと、また新年明けての緊急事態宣言に伴い、

両国とも対応が変わっています。

 

〇日本→フィンランドへの入国

少し前までは、日本人は隔離は必要なかったのですが、1月11日より、10日間の自主隔離が必要になりました。PCR検査については任意での検査を受けるよう、求められる可能性があるとのことです。

フィンランドへの入国は、国籍ではなく居住する国別で制限が決められており、制限の基準は、各国の過去2週間で10万人当たりの新規感染者数25だということ。)

 

フィンランド→日本への入国

まず、日本人は入国できるが、フィンランド人の入国は、制限されるように変わっていました;;

1月9日より、出国前72時間以内の検査証明書の提出が必須になり、そして空港でも検査、検査結果が出るまで空港で待機、その後14日間の隔離が必要とのことです。

 

 

ちなみに、フィンエアーJALの運行状況をチェックしてみると、週5回運航してはいましたが、ヘルシンキから関空片道チケットで約20万と超高騰・・・払いたくない!!!というか、下手したら払えない・・・;;;;;

だってこれにプラス、検査代と2週間隔離するときに泊まるホテル代もでしょ・・・

あ~~~~ビザ延長できなかったらどうしよう!!!(心の声が漏れたスイマセン)

 

とにもかくにも、気になる方、ご利用の必要がある方は、大使館や厚生労働省のページをご確認くださいね。。。

 

 

フィンランドのコロナ対策について

 

フィンランド国内での対策についてですが、

フィンランド大使館が、日本語で発表してくれているので、それを参考に、噛み砕いて書いてみます。

 

まずフィンランドは、コロナの状況を

通常期、拡大期、蔓延期、の3つに分けて考え、市や地域の状況によって、異なる対応を指示しています。

 

通常期・・・

【マスクの利用】公共交通機関利用時に人との間に十分な距離を保つことが困難な場合。PCR検査場への往復時。感染リスクの高い国からフィンランドへ入国後、入国した海空港から自宅等の検疫場所へ移動する時、また、その後の自宅検疫中に緊急の用等で外出を要する場

集会・イベント制限

 50人超の公共イベントを開催する場合、保健・福祉研究所(THL)及び教育・文化省の衛生上のガイドラインを遵守すること。公共の場所を使用する場合、参加者等が相互に安全な距離を保つことができるよう配慮すること。

飲食店営業規制

 主にアルコールを提供する店舗の場合、営業時間は午前0時から午後11時まで。一般のレストランは午前1時から翌午前0時まで。アルコールの提供時間は午前7時から午後10時まで。

 

拡大期・・・

【マスクの利用】上記「通常期」の場合に加え、セカンダリー・スクール以上の高等教育施設。ショッピングモール等の公共の場やイベントで近接接触が避けられない場合。

集会・イベント制限

20人超の私的イベントの開催を控えること。公共のイベントの場合、衛生上のガイドラインを遵守すると共に、屋内着席の公共イベントは、最大収容人数の半分までに制限すること。
成人グループによる屋内でのスポーツ等の活動は控えること(但し、子どもから大人まで参加するグループ活動は、参加者が相互に接触しないよう配慮できれば実施可能)。
また、大学は、対面式教育が不可欠の場合を除き、遠隔での教育方法に変更すること。

飲食店営業規制

 

蔓延期・・・

【マスクの利用】公共交通機関利用時に常時。学校・教育機関(7歳以上)を含む全ての公共の場やイベントで常時。

集会・イベント制限

10人超の私的イベントの開催を控えること。公共のイベントは中止を検討すること。グループで行うスポーツ等の活動については中止すること(但し、児童、若年層のグループ活動については、細心の配慮をした上で実施することも可能)。また、高等学校、職業訓練学校も、対面式教育が不可欠の場合を除き、遠隔での教育方法に変更すること。

飲食店営業規制

営業時間は午前5時から午後10時まで。アルコールの提供時間は午前7時から午後10時まで。

 

とこんな風に、具体的な場所や人数、時間を提示してあるので、

ニュースで「蔓延期に入った」とわかれば、すぐに行動を変えられるわけです。

私の住むトゥルクは、11月末までは、【拡大期】扱いだったので、図書館やミュージアムなどの公共施設も空いていて、もちろん消毒やマスク等は必要でしたが、利用することができていましたが、12月2日より【蔓延期】に入り、その日から街の様子は変わりました。

 

 

そのほかにも、首都圏では特別に規制が強かったり、飲食店では、客の人数制限があったりと、細やかな指示が出ています。

 

ただ拡大期、蔓延期の基準(感染者が何パーセントだったら、など)は発表されていないので、どのくらい増えたらか私たちにはわからないのですが、おそらく、単に数字だけでなく、色々な状況を見て政府で判断しているのでしょう。

 

ちなみにこの3つの区分訳は、最低2週間に一回見直され、新しい指示が出ます。

 

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日本の対策と比べてみてどう思うか、書こうと思っていたのですが、

「日本でどんな対策が取られているのかよく知らない!!」ということに気づいてしまいました;;

今度はそれについて調べたいなぁ、、、。

 

フィンランドでは、医療関係の、コロナウイルスを持っている可能性のある患者と接触するおそれのある人たちから、ワクチンの摂取が始まりました。

ちなみに政治家たちは、まだワクチンを受けず、国民たちと同じ順番を待っているそうです。

 

コロナに気をつけつつ、でも恐れすぎず、

根本対策である、地球に優しい取り組みを心がけて、コロナと付き合っていかなければなりませんね。

 

最後まで読んでくれてありがとうございました。-勿忘草

 

 

参考

サンナ・マリン - Wikipedia

フィンランドの34歳女性首相「週休3日の1日6時間労働を目指す」│本当に価値のあるものは?

About me | Sanna Marin

「ジェンダー平等が国家の礎」──世界最年少で首相に就任したサンナ・マリン。【社会変化を率いるセレブたち】 | Vogue Japan

 

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